歪な彼カノ関係
ちょっとお節介な幼馴染に感謝しつつ彩の家までの帰路に着く



まぁ、ここの公園彩の家から徒歩5分ぐらいだからすぐに着いてしまうんだけれども…。



家の前に着いてもう“また明日”ってしないといけないのに離し難くなった手



…いつもは、ぐっと自分の感情を押し殺して“また明日”って言ってたのにな……。



なんて昨日までの自分を振り返る



「昴くん?」



今だ離せない彩の手。



彩も不思議そうに俺を見る



「昴くん。」



彩が俺が握っていた手をそのままに軽く抱きついてきた



『え…っ』



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