歪な彼カノ関係
「また、明日もこうやって手繋いでくれる?」



今繋がれている手を見て彩が言う



『あぁ。』



今までは彩は俺の事なんか好きじゃないと思ってたから手を繋ぐ事を躊躇って繋げなかった



だけど、付き合えた今、手を繋ぐ事に躊躇う意味を持たなくてよくなった。



「だからさ、また明日。またこうやって手繋ご?」



そう言って優しく俺の手を外した彩



もしかして、俺が離し難くて離せなかったの気づいてた?



…まぁ、そっか。あんなに手繋いで家の前立ってれば嫌でも気づくか。



『そ、だな。うん。また明日』



恥ずかしくて一瞬言葉が詰まったがちゃんと言葉を紡ぐ



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