歪な彼カノ関係
…偽彼カノだった時とは違ったドキドキ



なんというか、心が奥底から温まる感覚



……学校までの道を手を繋いで歩いていればある程度注目を浴びるのはわかってたんだけど…。



「あ、あの子…っ!」



「わー、昴くんが女の子と手繋いでる…!」



とまぁ、学校の王子様が私と手を繋いで歩いてるから他のカップル達よりも注目を浴びていて…



縮こまるしか出来ない私



そんな私に気づいたのか昴くんは私の手をより一層強く握った




「彩。」



『…え?』



突然名前を呼ばれたと思ったらグイッと持ち上げられた顎



気づいた時には昴くんの手が私の頬に移っててそのまま昴くんの唇と私のそれが重なった




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