歪な彼カノ関係
聞こうと思ったけれど昴くんがあまりにもニコニコしてるから聞けなかった



「彩。」



『ふぇ!?』



「…って呼んでい?」



遠慮気味に聞かれる



私の顔はみるみるうちに赤く染まっていった



『ももも、もちろんです…!!』



どもりながらも勢いよく肯定した私にまた昴くんはまたクスっと笑いを溢したけどそんなのも気にならないくらい私は嬉しかった



それからは昴くんが私の家まできちんと送り届けてくれて別れた



その日の晩愛美から電話がかかってきて恋バナと言う名目の尋問を受けたのはいう間でもない



これが私と昴くんの出会い



一年前の出来事


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