雨の日に傘をさして、きみにアイにくる。




これじゃあ、まるで.....
ううん、そんなことない。




雨男くんは、私の友達だもん。




好きなんかじゃ、ない。




『美雨は、一人じゃないからね?』




その言葉を思い出し、無性に雨男くんに会いたい衝動に駆られる。




それと同時に何故か、安心する私。




それは、私は一人じゃないと思ったからなのか。



それとも。



窓越しだけど、彼の傍は、太陽と同じ暖かさがあるからなのか。


< 109 / 259 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop