雨の日に傘をさして、きみにアイにくる。
Rain*Love 3
∟勘違いと期待
太陽が柏木さんに告白しているのを見てから、数日がたったある日のお昼休み。
「ねえ、美雨」
「なに?」
「太陽くんと何かあったでしょ?」
お箸で掴んでいた卵焼きを落としそうになった。
「え、?」
繭を見ると、いい加減白状しなさいとでも言うかのような顔をしていた。
「卒業旅行の最終日から、ずっと変よ?」
追い打ちをかけるかのように、そう言った。
繭には、やっぱわかるよね....