雨の日に傘をさして、きみにアイにくる。
もう、逃げるのは辞めよう。
逃げたって、結局は一緒なんだから。
ちゃんと、話そう。
そこで柏木さんと付き合ってるって言われたら、太陽に告白しよう。
自分の気持ちを伝えて、きちんと振られたい。
それで、少しはスッキリすると思うから―――。
「気が変わらないうちにメールするね」
「うんうん!」
携帯からメッセージボックスを開け、太陽の文字を探す。
【今日の放課後、残れますか?
少しだけお話したいです。 美雨】
よし、送信っ。