雨の日に傘をさして、きみにアイにくる。





返事なんて返ってくるかな?




かなり不安になる。
すると、ピリリリリと携帯音が鳴り、急いでメッセージボックスを開ける。




【大丈夫。やっと俺の話を聞いてくれるんだな。  太陽】




その返事にホッとする私。




「繭、太陽と今日話すね」



「頑張ってね」



「ありがとう」




繭には、助けられてばっかり。
今度は、私が繭を助けたいな。




そんなことを思いながら、食べ終えたお弁当箱を片付け、残りの授業を受けた。


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