雨の日に傘をさして、きみにアイにくる。






あった。
ひとつだけ。



誰もいなくて、誰も来ない場所が。




「旧図書室に行こう?
そこなら、二人になれる」




今日は、晴れてるし雨男くんは来ない。




「じゃあ、旧図書室に行くか」



「うん」




お互いの荷物を持って、教室を出る。




教室から旧図書室に向かっているけど、何もお互いに話そうとしない。




そんな沈黙の中、着いた旧図書室。



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