雨の日に傘をさして、きみにアイにくる。





たくさん、たくさん話したにも関わらず、嫌な声色ひとつしないで話を聞いてくれる雨男くん。




その優しさが、また太陽に似ていると思ってしまう。




太陽と雨男くんが重なって見えてしまって以来、どうも二人を繋げてしまう。




太陽は、雨男くんじゃないのに。




そう頭ではわかっているんだけど、どうしても繋げてしまう。




その理由は、きっと――――。


ときどき見せる、太陽の話し方や雰囲気がにているから....なのかもしれない。




「.....だから、雨男くんのおかげなの。
ありがとう。」




全部話し終え、雨男くんにずっと言いたかった言葉をやっと、伝えられた。




「そんなことないよ。」


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