雨の日に傘をさして、きみにアイにくる。





それに、雨男くんが太陽って思ったら、全ての辻褄が合う気がするの。




太陽がときどき見せる、悲しい顔。
寂しそうな顔、弱々しい姿――。




まるで、これからどうなるのか、わかっているような—―。




太陽が誘導していたような.....
そんな気がするの。




だから。



だからね、今日、雨が降ったら雨男くんに会いに行こうと思う。




ううん、会うだけじゃない。
「雨男くんは、太陽なんでしょ?」って聞く。




雨男くんが本当に太陽なら.....。




そうだとしたら。
聞きたいことが、ある。


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