雨の日に傘をさして、きみにアイにくる。





心臓もドクドク鳴ってる。
みんなにも触れられた。
ご飯も食べれた。




頭の中で、大丈夫と話しかけるのに、なかなか落ち着いてくれない私の心。




「美雨っ!!」




私の顔を太陽の両手で包み込むように掴み、太陽と目が合う。



だけど、太陽の顔が歪んで、どんな表情なのかわからない。




目からは、たくさんの留まることのない、小さな雫たち。




次の瞬間。



太陽の顔が近づいてきて、私の唇に生あたたかい何かが重なった。


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