雨の日に傘をさして、きみにアイにくる。
そして、放課後...
「美雨~、今日は一緒に帰ろう」
「あ、繭」
荷物を持って、私の傍に来た。
「美雨とは、晴れの日しか一緒に帰れないからね」
「う...っ」
それを言われてしまうと、今日も一緒に帰れないって言えない...。
チラリと助けを求めるように、隣の席の太陽を見る。
すると、ぱちりと目があった。
私の思っていることが通じたのか。
「繭、悪いな。
美雨は、今日、俺と一緒に帰るんだよ。」
と、私の隣に立って何故か勝ち誇ったように言った。