雨の日に傘をさして、きみにアイにくる。





「う...み、美雨っ!!」




私の肩をガシッと両手で掴まれ、その勢いで太陽と視線が合う。




「.........っっ」



「美雨.....っ」




太陽は、下を一瞬だけ向き、何かを確信したような顔で言った。




「思い出した、のか?」




え?
どうして、それを...



太陽は、やっぱり何か知ってるの?



知りたいシリタイ。
でも、知りたくない。


< 209 / 259 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop