雨の日に傘をさして、きみにアイにくる。





なんで、動いてくんねぇんだよ.....っ、



美雨が、死んじまうっ、




その間に、周りが何かを叫んでいる、たくさんの声。それが、五月蠅いと感じてしまう。




だって、美雨の声が聞こえないから。
何かを伝えようとしている、美雨の口から―――。




美雨は、声にはできなかったが、言いたいことは口の動きで理解できた。




〝太陽が、好き〟って言葉が―――。




嬉しい、嬉しい。
美雨も俺のこと、想ってくれてたんだって。




抱きしめて、美雨を感じたいのに、だんだんと眠くなっていく自分の体。


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