雨の日に傘をさして、きみにアイにくる。





目を覚まして、美雨に言いてえんだ。
美雨に自分の口から、ちゃんと伝えたいんだ。




瞼がだんだんと重くなっていく―――。
美雨の顔が、霞んでいく――。




最後に、美雨に伝わっただろうか。
俺の気持ちが――。




伝わってたら、いいな。




そう思いながら俺は、意識を失った―――。


*――――――――――――――――――*


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