雨の日に傘をさして、きみにアイにくる。
........っ!
その太陽と、昨日一緒の班になろうって誘われたの。
なんて言ったら、繭は驚くだろうな。
いや、驚くよりも、ニヤニヤ笑いそう。
繭のニヤニヤした顔が目に浮かぶ。
「ねえ、本当に太陽くん誘わないでいいの?」
「え?」
「もう、人いっぱいだけど?」
繭が隣の席を指さす。
その方向に視線を向けると。
「太陽く~ん、一緒の班にならない?」
「ねえ、本田くん!私とも!」
「いや、待って!私と一緒の班になろう!」
いつの間にか、数人の女の子たちが太陽の席を囲んでいた。