雨の日に傘をさして、きみにアイにくる。




みんな一緒の班になるために、誘っているみたい。



でも、誘われている太陽は一切無視。



太陽らしいと言ったら、太陽らしいけど...
もう少し女の子に優しくしてあげても...って密かに思ったりもする。




「美雨っ」




はやく誘いなよ、とでも言っているような繭。




昨日は、ああ言ってくれたけど、もし誘って断られたら...?



そう考えたら、なかなか勇気がでない。




「もうっ、美雨ったら!」




痺れを切らしたのか、私の肩をバシッと軽く叩いた。




うん、よし。
もう、いいやっ


断られたら、断られたで!


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