雨の日に傘をさして、きみにアイにくる。
「たっ、太陽っ!」
緊張してしまったせいで、いつもより声が大きくなった。
太陽の周りに集まっていた女の子が私を一斉に見る。
うぅ...。
女の子たちの視線がいたい...
「何?」
今まで話していなかった太陽が口をゆっくりと開いた。
「一緒の班に...その...っ、なり、た...くて...」
ギラギラとした女の子たちの視線が痛くて、だんだんと声が小さくなる。
「って、ことだから。
俺は、美雨と一緒の班になるから」
ハッキリと言った太陽は、ちょっぴりどこか怖かった。