雨の日に傘をさして、きみにアイにくる。




ふふっ。



ほんと。




「好き、だな...」




自分の気持ちが自然と、声に漏れる。




その瞬間。




「何が好きなの?」




..........っ!!




小窓から聞こえてきたその声に、驚いてしまった。




「び、びっくりしたっ」



「ご、ごめんね」



「ううん、大丈夫...っ」




落ち着くために、ふぅと息を吐く。


< 42 / 259 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop