雨の日に傘をさして、きみにアイにくる。
「うーん、難しいかな...。
でも、簡単に言うのなら、大切な何かを忘れてしまったような...そんな匂いかな?」
何故か、自嘲したように笑いながら言った。
大切な何かを忘れて、しまったような匂い?
余計、わからない....
そんな匂いなんてあるのかな?
やっぱり、雨男くんは謎だらけだ。
「じゃあ、今度は僕が質問していい?」
話を逸らすかのように、タイミングよく聞いてきた。
「うん、いいよ?」
雨男くんからの質問って、何だろう?