雨の日に傘をさして、きみにアイにくる。




「もうっ」




楽しそうに話す太陽は、どこかスッキリしていて、いつもの太陽に戻っていた。




「じゃあ、また明日」



「うん、ばいばい」




まるで、愛おしいものを見ているかのような目で、私の頭を撫でた。


そして、何事もなかったかのように帰って行った太陽。




その瞬間、私は膝から崩れ落ちた。




「な、なんなの~っ」




びっくりした、

太陽って、あんな顔もするんだ...


< 74 / 259 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop