雨の日に傘をさして、きみにアイにくる。




「怖い夢でも見てたのか?」



「そうかも?」



「何で、疑問形なんだよ」




可笑しそうに、くしゃりと笑った太陽。




「思い出せないんだもん」




仕方ないじゃん、



きっと、太陽の言ったように怖い夢を見ていたんだと思う。



大切な夢なら、覚えてるはずだしね!




「美雨、太陽くん、行くよ~!」




繭が振り返り、私たちを呼ぶ。
その声に私と太陽は、繭のところに向かった。


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