雨の日に傘をさして、きみにアイにくる。
「ねえ、ここ右じゃなくて左....だと思う」
根拠はないけど、そう思う。
「ここにいてもあれだし、美雨を信じて行ってみようっ」
繭の一言で、私の言った道を歩く。
確か、ここをまっすぐ歩くと.......。
「おっ、着いた!
美雨ちゃん、ここ来たことあるの?!」
目の前には、行きたかった神社。
「ううん、ない...よ」
「そうなの!?
地図も見ないで着いたから、知ってるのかと思った!」
和樹くんが驚いたように言うが、私もびっくりしている。