雨の日に傘をさして、きみにアイにくる。




ここに来るのは、初めてのはずなのに。




なんで、道のりがわかったんだろう。




まるで、ここに1度来たことがあるかのように―――。




「美雨」



「太陽?」



「大丈夫か?」



「大丈夫だよ?」



「そっか、ならいいんだ」




うん?



太陽の大丈夫の意味がよくわからなかったけど、何故かホッとする自分がいた。


< 83 / 259 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop