雨の日に傘をさして、きみにアイにくる。
「美雨?」
少し驚いたように、私の顔を見た。
「あ...っ」
自分でも驚いて、パッと掴んでいた手を離した。
「ありがとうな」
まるで私の気持ちを分かっているかのように、頭を優しく撫でてくれた。
「太陽も美雨も、イチャイチャしないでね~」
「そうだな、一応俺たちもいるからね」
「俺は、二人のイチャイチャ見れて嬉しいよ~!」
茶化すように繭、彰くん、和樹くんの順番に言う。