雨の日に傘をさして、きみにアイにくる。




〝友達〟としては、祝福したい。
でも、心からおめでとうって、言えるかな?



.......ううん、言えない。



だって、こんなにも胸が痛いのだからー。




「嫌だよ。でもね?
それを決めるのは.....太陽だから。」




太陽の気持ちを無視してまで、太陽と付き合いたいとは思わない。



そんなの、悲しいだけだから。
一緒にいても、虚しいだけだから。




「そう....私は、美雨の味方だからね!
話なら、いつでも聞くからね?」




私の背中をバシッと軽く叩いた。




「繭、ありがとう」




繭が私の友達でよかったと、そう思う。

繭の一言一言が、私に元気をくれるから。


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