雨の日に傘をさして、きみにアイにくる。
「綺麗....」
ふと、窓から空を見上げる。
そこには、幾度となく光って見える星たち。
外に行きたいな...
せっかくなら、窓越しじゃなくて生で見たい。
就寝時間まで時間もあるし、先生たちにバレなかったら、ちょっと外に出てもいい、よね?
確か、このホテルって、屋上があるんだよね。
パンフレットに書いてあった。
仮に先生たちのバレても、言い訳はできるしね。
うん、そうしよう。
屋上までの階段をゆっくりと上る。
でも、そんなに階段がなかったのか、すぐに着いた屋上。
そっと、音をたてないように扉を開ける。