伊東さんの運命の相手はクズでした。
時計を見れば9時半になりかけていた。
うーーーーーーん、
家主が起きる前にさっさと帰ろ!
こいつ彼女いるとか言ってたし。
相談聞いてたけど7割は聞いてなかったし。
睡眠欲と性欲が満たされ襲って来るのは食欲。腹減った。コンビニでなんか買お。
あ、牛丼でも良いななんて呑気に考えながら床に投げ捨てられた下着とGパンを履き終えた瞬間だった。
外へと繋がる唯一のドアが開いたのは。
あ、と思った刹那、訪問者の女と目があった。