この暴君、恋すると手に負えません
「桐生円華、いつも帝くんの傍にいる有能な執事。彼女が僕の好きな人」
ーー桐生って、あの桐生さん?
「って、桐生さんって女の人だったんですか!?」
私はあまりにも衝撃的な発言の数々に混乱してしまう。脳内処理が全く追いつかなかった。
「日本って案外女性執事の需要がないから、男性執事ばかりの中で働くでしょ?だから円華は他の執事たちに気遣われないように男装してるんだって」
「そ、そうだったんですね......」
ーー全然気づかなかった。