この暴君、恋すると手に負えません





「今の私は帝さんが大好きです。だから帝さんの隣に一緒に居させてください」





すると帝さんは、そのまま何も言わずに私を力強く抱き締める。重なる体から帝さんの胸の鼓動も速くなっているのが伝わった。


--その時、窓の外にある時計塔の針が重なったのが見えた。




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