この暴君、恋すると手に負えません




「……帝さん、好きです」




思わず出てしまった言葉。

でもきっとこの暴君はそれを耳にしたらこういう。



「もっと聞かせてくれないか?お前の気持ち」



私が耳が弱いと知っていながら、耳元で甘く囁いてくる。想定内だけどやはり反応してしまう。



このままこの暴君にやられっぱなしなのは悔しいから、強引に自分からキスを仕掛けようと顔を上げた瞬間。



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