この暴君、恋すると手に負えません
#番外編 ブルーサファイアに込められた想い
それはあまりに突然の誘いだった。
『円華、今夜二人で食事でもどうかな?』
光希様からメッセージが届いただけでも、戸惑ってしまっている自分がいるのに、二人で食事なんてありえない。
すぐに返信しようと思ったが、そのタイミングで帝様に呼ばれてしまった。私は携帯をポケットに仕舞い込むと、小さな溜息を吐き出して帝様の元へと向かった。
あの親睦パーティーが終わってから、正直帝様にどんな顔で接すればいいのか分からずに日々を過ごしている。