七色セツナ。1
side 真季乃
side 真季乃
「あれ...?またそれ?」
隣にいる花凛ねーさんは、
ミツヤに向かって、ため息をついた。
思ってもみなかった答えに、
ミツヤも私も黙って
花凛ねーさんを見つめた。
「報告受けて、どーすんの?私」
「報告?」
ミツヤも分かっていない。
「どこの誰が言ってた。
……って、報告だよね。
ああ、そーですか……。
ってしか、言えないよね?
あと...何?
真季乃だったら」
「え?」
「もしくは、ミツヤだったら?」
花凛ねーさんは、私とミツヤに質問してきた。