七色セツナ。1




「じゃあ、
ピザと飲み物は
用意してもらっておいて、
お菓子とかは買っていこうよ」


ユカもノリノリだ。


「じゃあ、一人、
1000円ずつ集めるか。

学食の無料券の分差し引いたって、
お釣りが来るぐらいだぜ。

ーーおい、おめーら!」


コタが皆に、声をかけ始めた。


「じゃあ、今の内容で電話しとくね」


真季乃は電話をかけ始めた。


朱羽が花凛に声をかけた。


「思ったよりも、
早く真季乃の店に行くことになったな?」


「あ、ホントだ。

バイトの事も聞いてみよう」



2組全員で、和気あいあいと帰宅する様子を
校内の数ヶ所から向けられる
決して友好的ではない視線に、
誰も気付いてはいなかった。



< 134 / 318 >

この作品をシェア

pagetop