七色セツナ。1



真季乃とユヅルが
花凛を見る。


「いつになったら、
真季乃は私を
呼び捨てにしてくれるのかなーって。

”ねーさん”って
つけられてる分、
ちょっと寂しいとも思うんだ。」


「……」


「他のコは呼び捨てなのに、ね?

だから真季乃。

いい加減、呼び捨てで呼んでよ」


「……」


「嫌なの?真季乃?」


「・・・ううん……

花凛...ごめん」


顔を赤くした真季乃が
朱羽たちが座るボックス席に逃げた。


「真季乃ちん。

コタと同じことしてるよ?」


恭弥がニコニコしている。


「うるさいっ!

~~つーか、3人で吸うと
モコモコ煙いのよ!」


「何だよ真季乃、当り散らすなよ」


コタも
自分と同じ行動に出た真季乃に
文句を言い出した。



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