七色セツナ。1
「コタに聞いてもら……
いやいや、
ホントに大事な事は
本人に聞かないとダメなんだよな?
朱羽」
「そういうこった。」
真季乃から聞いた
花凛とミツヤの会話を
朱羽は、恭弥とコタに話していた。
「なんだか良く分かんねェ……」
と言っていた2人だったが
朱羽が
さっきの女に言った事で、理解したみたいだ。
「んでも、
コタは1番女に縁がなさそうに思ってたけど...
やる時はやるのね?」
恭弥が
イタズラっぽく微笑む。
「ばっ……
向こうから言ってきた事だし。
・・・上手く、いかなかったし……
しかも、別れて気付いたけど……
好きでもなかった気がする……」
「はあー!?
ヒデェ。
俺よりひでェ」
「な、なんだよ……
そう言う恭弥は、どうなんだよ?」