七色セツナ。1
「部隊……」
コタが呟いた。
「君達のクラスは、
早くから上手くいっていたみたいだが
通常は、あの体育祭で強固になるんだ。
・・・ユカがリレー倒された時、
君達は
相手のクラスを調べなかったか?」
「あ、7組の……」
「まあ、あの時は
やった奴が明らかだった。
午後の部が始まる前に、
制裁はしておいたがーー」
「ええーー!
会長、制裁加えちゃったの!?
あの馬鹿そうな女に?」
なぜか、恭弥は爆笑。
「・・・当たり前だろ。
僕のユカに怪我をさせておいて。
ただ……
時期が早すぎるのか、
退学までには持って行けなかった……。
不本意だが……。
まあ、いい。
まだ時間はある。
そこでだ。
ユカがいるのは、君達のクラスだ。
どうしても、僕の目の届かない時間が出来る。
昨日の帰りみたいにね。
倉沢くんが送って行ったね?」