七色セツナ。1
床に座ったままの俺に
近づいて来る。
「ちょ、ちょっと待て!!」
「いや、だからね。
結構待ちましたよ、私。
まあ、寝てたけども。」
「お、まえ……
気付いてねーのか?」
「ん?何が?
あれ?
ヨダレの跡とかついてたり?」
花凛が
手で唇を拭う。
ーその唇を、じっと見る
なんてこった...
俺……
花凛にキスをした……
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