七色セツナ。1




「花凛ちゃん。

俺を
姫専属のボディガードに
指名してくれてもいいんだよ?」


恭弥は
ニッコリと微笑んでいるが、
朱羽が恭弥を睨みつけ、
ブラックなオーラを纏ったところで
皆が生唾を飲んだ。


「恭弥に限らず、
”誰かが”必ず
一緒にいるようにしろよ?」


「ん。

分かった」


「お前らも、
出来るだけ気にかけてやってくれ」


朱羽が皆に言うと


「OK!

俺らで姫たちを守ろうぜ!」


「恭弥にばっか、
おいしい思いさせるか!」


「ああ!?

なんだと!マスダ!」


「それから……」


皆がもう一度、朱羽を見る。


「ちょっとでも、
おかしいと思ったら、
すぐに連絡してくれ」



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