七色セツナ。1
中学の時、
学年で1番カワイイと言われている女がいた。
背は小ぶりで、
目がパッチリしていて、
ほっぺがピンク色の女だった。
周りの奴らは
「かわいい」
「女の子らしい」
「守ってあげたくなる」
なんて言っていた。
俺は、全然興味なかったけど。
ある日
俺は、その女に告白された。
いつも通り、俺は断った。
信じられないという表情をしていたが、
「分かった」と言って
あっさり帰って行った。
こいつも、そこら辺の女と変わらない。
それからしばらく経った頃、
ダチ達と別れ、一人で帰っている時
前を、あの女がフラフラと歩いていた。
黙って追い抜かそうとした時、
突然その女が倒れた。
その女を見ると、
息が荒く、冷や汗もかいていた。