七色セツナ。1
「何してる?」
「恭弥……」
「何してる?」
「好きなの。
恭弥が!
やっぱり好きなの!」
「……」
「お願い……」
「・・・俺に抱かれてーのか?」
「うん」
俺は、ベッドから起き上がった。
「ここに寝ろ」
「え?」
「ここに寝て、両足を開け」
「え、恥ずかしい……」
「今更、何を言ってるんだ。
全部脱いだのは、お前だろ?」
「だって……」
「両足を開いて、ソコを右手で隠せ」
女は言うとおりにした。
ベットで頬を染めながら、
尚も欲情の目をギラつかせ、
俺を見上げる女。
そんな女を見下ろしながら、
俺はフッと笑みをこぼした。
「・・・そうやって、一人でやってろ」