夜蝶
出会いは突然に
『ただいまー!』
バイトから帰ってきて
リビングを見ると首を吊ってダラーンとしてるお父さんとお母さんが居た。
私は、一瞬にして頭が真っ白になった。
『お母さん!!お父さん!!ねぇ起きてよ!!!ねぇ、嘘だよね!?なんで起きないの!?ねぇ…!!!』
ピピピピピ
目覚ましを止め、私はひたすら叫び続けてた所で目が覚めた。
はぁはぁはぁ…
汗がダラダラ、涙が溢れ出てくる。
恐怖でしかない。
最悪な事態が起きてしまうんじゃないかって毎日が怖い
洗面所に行ってタオルで汗を拭き取り、洗顔をして
自分の部屋に戻ってバイトに行く準備をする。
それしてもリアルな夢だったなぁ。
ピロピロリン♪
携帯を見ると中学の頃から友達の葵[あおい]から連絡が来ていた。
『男を忘れるには男だよ♪』
急に意味分からないメールが来て私の頭の中は、はてなマークでいっぱい。
『え?どーゆうこと?』返信っと。
すぐ既読がついて連絡先が送られてきた。
そこには、『R e n』と書かれている。
え、、?
メールの背景画像には、確かにあのコンビニで会った男の人が写っている。
私の頭がついていけてないから、葵に電話しよ。
プルルルル
『もしもし?葵?あれなに?どーゆうこと?』
『あー、もしもし!あまりにも久玲愛が、恋愛にマイナス思考になってるから新しい人紹介しようかなって思ってさ!』
『だからってさぁ〜、私その気ないし。』
『まぁまぁ、そう言わずにさ!この人一途らしいし優しいし顔もそんな不細工じゃないでしょ?』
『まぁ、そうだけど…まぁ気にしてくれてありがとう。私これからバイトだからまたね。』
『連絡先追加して連絡でもしてみなよ〜!分かったよ!またね!!』