夜蝶
それから、私は家に帰って連絡先にある男の人を全て削除していった。



もうこれ以上、暁斗と同じ思いさせたくない。



ただ一人、レンさんだけを残して。
なんとなく、ただ気になるだけ。



別に好きなんかじゃ……。


私は、睡魔に襲われて眠りについた。








日曜日。


ピピピピピ


よく寝れた。
私は目覚めがいい。


今まで誰かに起こされたりされた事ないと思う。



よし、準備をしよう。


今日は日曜日なのにバイトがなくて、恵梨香の家でお泊り。


ピロピロリン♫



『おっはよ〜〜〜』


ピロピロリン♫



『起きてる?ねぇ?起きてるよね??』


ピロピロリン♫ 
 
 

『今日は2時に待ち合わせだよ?』



ピロピロリン♫



『ねぇ?聞いてるの?(笑)』




あーーーーーーもう!    



うるさい!うるさい!!(笑)



『うるさい、黙れ。いま準備してる。』


ピロピロリン♪



『ちょっと!?冷たくない!?ねぇ!?』


ピロピロリン♫


もぉ!なんなのよ!!と思って携帯見たら、レンさんからだった。


『おはよう(๑•᎑<๑)』
  
 
な、なんなの〜!めっちゃ可愛い!この絵文字!!!♡


というか、男の人で絵文字たくさんつけてくれるのって珍しくない?



誰にでもこんな絵文字つけられたら、即効ライン返しちゃうよ…



『おはよう(*゚ー゚)vオハヨ
今日は友達の家にお泊りなんだっ♫』


送信っと♫


さて!準備できたし、恵梨香の家に向かうか〜!
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