夜蝶
『恵梨香とプリクラなんて久しぶりだね!どのプリクラ機がいいの〜?』
『私いつもこれ撮ってる!めっちゃいいよこれ!』
『じゃ、それで決定〜♡』
『なにこれ!?すごい!
カメラを自分で移動出来るんだ!!
恵梨香〜わたし最新過ぎてついていけないよ〜(泣)』
『久怜愛!次、変顔!変顔!!』
『え、ちょ、はやっっw』
カシャっ
『ぶっははは(笑)なにこれー久怜愛の顔やばー(笑)』
『私キモくない?(笑)』
最後に変顔決めてやったけど、予想以上にキモい。
まぢ人に見られたら私人生終わる。
それから近くのお店の雑貨屋行って、
恵梨香とペアになるキーホルダーを探しに。
『ねぇ?久玲愛ー、これ可愛くない?』
『んー、なんか違うんだよなぁ〜』
『あ、恵梨香〜これ!!これは!?ハートの形になるペアのやつー!!』
『おぉ!かわいーじゃん!それにしよー!!』
『久玲愛!♡私達ずっと親友だからねっ!♡』
『うん!!!♡』
このときは、ずっと恵梨香と親友で居られると思っていた。
そう。あの時まで。
それからカラオケに行ってお互い喉がガラガラになるまで歌って、恵梨香の家に帰宅。
ふぅ、遊び疲れた〜
あっという間に夕飯の時間になって、
恵梨香の家で御馳走になった。
『久玲愛、なにかアイス食べる?』
『あ、食べたい!』
『はいよー!』
『久玲愛は、いつもこれだったよね(笑)』
『よくご存知で(笑)』
貰ったアイスは、超超スーパッンカップの抹茶味
これがまた濃厚で美味しいんだ♡♡
『久玲愛ー、夜になったし、花火でもパーッとやりますか!!!』
『いーね!!♡』
『おかーーーさん!うちに花火あったよね?やりたいんだけど!!』
『あー、去年使ってなかったやつあるけど使えるかな!?(笑)』
『使えるっしょ!玄関に置いといてーーー!』
2階から大声でお母さんとの会話をやり取りしてる恵梨香。
どんだけ声デカイんだよ…。
『アイス食べたらやろ!』
『うん!!!』