秘密の契約
ポカーンとしている私を面白そうに笑ったかと思いきや、またグイッと近づいてきて、



「俺の血と…美琴さんの血を交換した」


「…えっ!?」



チュッ…



私の唇に優しいキスを落としてきた。





えぇぇぇぇ!?!?

待って、心臓が持たないよ…!

キスされちゃったし!

ていうか!

それより契約…って!!





頭の整理が追いつかない。


ついさっき初めて会って、一目惚れした相手が吸血鬼だっただけでも衝撃的なのに、こんなことって…。



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