太陽と花


彼は自分のロッカーからジャージを出して私に投げた



「わっ」



「風引くからそれ着とけ。俺後ろ向いてるから。」




そういうと彼は後ろを向いた



「あ、ありがとうございます。」




私はお言葉に甘えて彼のジャージに着替えた




「あ、あの、本当にありがとうございます。」




すると彼は振り向いて私に近づいてきた




「あ、あの…わっ」



彼はタオルで私の頭をガサガサと拭き始めた




雑だけど優しい












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