お前は俺だけの女だからな
副社長が朝に、お店に寄ってから急な頼みを聞かされ、なかなか仕事モードに切り替えるのは大変だったが
今日は、お客様が途切れることなく定期的に、ご来店されたので余計なことをあまり考えないですんだ。
お昼休憩にいくと、同じフロアのジュエリーブランドのスノースケープの小嶋留美もちょうどお昼ご飯を選んでいた。
「留美、お疲れ様。今日はどう?そっちは忙しい?」
「おっ、友香お疲れ様。ん~、めちゃくちゃ忙しいってわけじゃないよ。
むしろ、そっちのほうが忙しいでしょ?ひっきりなしに、お客様ご来店されてたしさ。」
「まぁ、今日はいつもより多かった気はするね、先週に春の新作をプレスリリースしたばかりだからね。」
「あ~、確かに新作発表してたもんね。そりゃくるよ。とりあえず、お腹すいたしごはん食べようか。」
「そうだね、私は本日のランチにしようかな。]
[ところでね、ウチの社長が急にきてね社長の右腕になってほしいって言われたんだよね。」
「えっ、それってマジ?じゃあさ出世じゃん。めちゃよかったやん。」
と留美は驚きながらも、楽しげに私の話を聞いていた。