狼が子ブタに恋をした
〜狼〜
目をキラキラさせて眩しい表情が浮かんでる。

しかも何故か、俺は魚が好物だと

思い込んでいるようだ、、。

受け取らない俺を見てか、さらに続けて

「いいのよ?食べて!遠慮しないで!

母さんには適当に誤魔化しとくから!ね!」

と押し付けてきた。

いやいや、誤魔化しとくからとか、

俺は知らないけどと、内心笑ってしまった。

そして、距離が詰まった一番のチャンスにも

関わらず、気づけば襲わずに魚を受け取って

しまっていた。

後から思えば、あの澄んだ瞳にやられたんだな

そこから気になるようになって、事あるごとに

会いに行っている。

しかし、まぁ見ていると兄達の意地悪なこと。

嚙み殺してしまいそうだ。
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