恋桜は 咲き誇る 上巻
日替わり。
いつもの通り、学校に向かった。
外はまだ冷えるな。これから、暑くなるんだ。
そろそろ衣替えかな。

教室の席に着くと、声をかけられた。
「おはよ。良かったら、仲良くしてくれない?」
「いいよ。上原さん」
「名前、覚えててくれたんだ♪」
「暗記が得意だから」
「そうなんだー♪私、ピアノが得意なの」
「いいね。女の子っぽくて」

私は、この時間を楽しんでいた。
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